療育指導室

目次
●療育指導室の紹介
 
●在宅重症心身障がい児(者)の支援
●重症心身障がい児(者)とは
 
●その他の業務
●療育とは
 
●のぞみ病棟入所について
●のぞみ病棟での療育・日中活動
 
●ボランティア募集について
療育指導室の紹介
 療育指導室は、児童指導員と保育士で構成されている部署です。病院の中の福祉職として、入所する重症心身障がい児(者)120名の方々と通所サービスを利用されている在宅の重症心身障がい児(者)の方々が、豊かな生活を送ることができるよう支援しています。  
 個々の発達段階や障害に応じた様々な活動、コミュニケーション支援を中心に、季節行事を実施したり、ボランティア及び地域との交流の機会を創ったりしています。また福祉制度の利用に関する相談窓口や各種関係機関との連携・連絡等も行っています。
 利用者様がその人らしく生活できるよう個別性に配慮した「個別支援計画」に基づき、医師・看護師・理学療法士・栄養士・薬剤師などの
多職種で支援を行っています。



〈スタッフ〉児童指導員 4名  保育士 7名(非常勤含む)
重症心身障がい児(者)とは
  「身体的・知的障害が重複し、かつ、それぞれの障害が重度である児童および満18歳以上の者」と定義されている方々です。
療育とは

  「療」(医療・治療・看護)+「育」(教育・保育・養育・訓練)を意味し、重症心身障がい児(者)の生活そのものを支援することをいいます。

のぞみ病棟での療育・日中活動
《週間療育表》
曜日
   入浴日   入浴日
午前 朝のつどい

グループ活動

個別活動
グループ活動

個別活動
朝のつどい

グループ活動

個別活動
グループ活動

個別活動
朝のつどい

グループ活動

個別活動
午後 昼のつどい

グループ活動

個別活動
グループ活動

個別活動
昼のつどい

グループ活動

個別活動
グループ活動

個別活動
昼のつどい

グループ活動

個別活動


活動内容
朝・昼のつどい 日中活動支援の柱として離床中の生活リズムを得ることや、集団活動の楽しさを体験できること、自分を発揮することが 出来ることなどを目標に実施しています。
   
グループ活動 個別性のある目標を達成するために、同じ目標や発達段階・状況を見て少人数(3〜5名程度)でグループを編成しています。
集団活動にない内容を提供することで、多様な楽しさを体験できることを目標に実施しています。
   
個別活動 離床困難な利用者や、個別での対応が必要な利用者のニーズに沿った活動を提供することを目標に実施しています。
   
 

院内・院外
レクリエーション
四季折々の季節を感じ、家族と楽しい時間を過ごすことを目標に実施しています。    
(活動場所・内容例:川南湿原散策、峠の里、陶芸教室など)
   
季節の行事他 四季折々の行事や地域社会との交流を図り、日常生活に意欲や活気を高めることを目標に実施しています。
(七夕会、クリスマス会、成人式、節分、ひなまつり、還暦・古希祝など)

《主な年間行事》
4月 院内・院外レクリエーション 10月 院内・院外レクリエーション
5月 院内・院外レクリエーション 11月   
6月 院内・院外レクリエーション 12月  クリスマス会
7月 七夕、院内・院外レクリエーション 1月  成人式(対象者がいる場合)
8月 2月 節分 
9月 院内・院外レクリエーション 3月 ひな祭り 
※上記行事は、例年行っているものですが、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑みて、レクリエーションなどの行事を変更する場合があります。


・グループ活動
(十五夜祭り)


・個別活動
(個別学習)


・行事
(クリスマス会)


在宅重症心身障がい児(者)の支援
在宅重症心身障がい児(者)を支援する目的で下記の事業を実施しています。
 
(1)重症心身障がい児(者)通所事業 通所施設「太陽」
(児童発達支援事業、放課後等デイサービス、生活介護サービス)
 
(2)短期入所事業
 
(3)日中一時支援事業

 地域で生活されている重症心身障がい児(者)の保護者やご家族が、病気や冠婚葬祭などの理由で一時的に介護が出来ない場合、または保護者が休養を取りたい場合などに短期間、障がい児・者の方をお預かりする支援を行っています。
 







重症心身障がい児(者)通所施設「太陽」

  概要  

  在宅の重症心身障がい児(者)の方の医療、看護、リハビリ、療育など、地域の中でいきいきと生活できるよう総合的に支援します。
  また病院の診療機能を活かした医療的ケアにも対応しております。
 
 対象 在宅の重症心身障がい児(者)
定員 1日5名まで
 時間 月曜日〜金曜日の週5日(休日・年末年始は除く)
9:30〜15:30
療育活動 グループ活動・個別活動・理学療法・摂食機能療法・療育相談などを行います。
活動中も吸引等医療的ケアを行います。
健康管理 小児科医師による診察、看護師による健康状態管理などを行います。
給食 利用者様の摂食状態にあったメニューをご用意致します。
1日当たりの給食費用として500円頂いております。
職員 小児科医師・看護師・保育士・理学療法士・児童指導員・管理栄養士などが対応いたします。
その他 上記以外の外来診察・検査・処方を受けられた方は別途費用が必要 になります。
※基本的に通所時間内は保護者の方は同席されなくても結構です。
※通所事業「太陽」と短期入所を組み合わせてご利用いただけます。
※重症心身障がい児(者)通所施設「太陽」の利用希望の方は、当院医事専門職(下記番号)まで ご連絡ください。
※その他、不明な点につきましても、お気軽にご相談ください。
  問い合わせ先:0983−27−1036 (内線216)

通所を利用するにあたって

通所時に準備する物

1)食器類  <自宅で使い慣れているコップ・スプーンなど>
2)歯磨きセット・着替え・紙おむつ・ビニール袋・タオル(必要な方のみ)
3)お薬(名前と服薬時間をご記入下さい)
4)その他クッションなど自宅で使い慣れているものがありましたらご持参下さい。

日程・年間行事

 9:30  利用者様登所の受け入れ
10:00  午前の療育・日中活動
11:00  昼食準備、昼食、リラックスタイム(リハビリ)
14:00  午後の療育・日中活動
15:30  利用者様退所の準備、退所

年間行事:七夕会・クリスマス会・成人式・節分・ひな祭りなどの行事を行っています。
       ※その他季節を感じる活動を取り入れています。



その他の業務
発達検査、心理検査、地域支援
  発達検査や、地域での子育て相談等を行っています。(新型コロナウィルス感染症流行により中止)
 
保護者会との連携
 ご家族や成年後見人の方々との連携、面談や懇談会を通して、 サービスの向上に努めています。
 
宮崎県立児湯るぴなす支援学校との連携
  訪問学級の教諭との医教連携を図り、在学する利用者様の支援を行っています。
 
相談支援事業所及び行政機関との連携
  保護者・成年後見人や児童相談所・県市町村障害福祉課・相談支援事業所と の連携を図り、ソーシャルワーク業務を行っています。





のぞみ病棟入所について
〈問い合わせ窓口〉
独立行政法人 国立病院機構 宮崎病院 0983-27-1036
専門職(内線778)
受給者証等の申請
  入所していただくためには、まず受給者証の交付を受けていただく必要があります。

◎18歳未満の方は・・・
  管轄の児童相談所にお問い合わせください。児童相談所で支給申請を行い、支給決定を受けた後「障がい児入所受給者証」「障がい児入所医療受給者証」が交付されます。交付後、当院と契約を結んでいただき、入所となります。

◎18歳以上の方は・・・
 お住まいの市区町村役場(福祉課等の担当課)にお問い合わせください。当院に入所される場合、利用するサービスの種類は「療養介護」となり、障害支援区分5と6の方が対象となります。市区町村役場で支給申請を行い、障害支援区分の認定を受け、支給決定された後、障害福祉サービス受給者証(療養介護)・療養介護医療受給者証が交付されます。
 交付後、当院と契約を結んでいただき、入所となります。 交付された受給者証には、利用するサービス・障害支援区分(18歳以上の方のみ)・利用者自己負担上限額(福祉サービス費・医療費・食事療養費)が記載されています。負担する額は世帯の所得等によって変わります。


入所の手続き(18歳未満の方)
◎18歳未満の方は・・・
 1. 障がい児入所医療受給者証の申請
 2. 病院との契約、個別支援計画のご説明
 3. 入院時に必要な物

(1) 障がい児入所受給者証、障がい児入所医療受給者証
(2) 身体障害者手帳・療育手帳
(3) 健康保険証
(4) 利用者の印鑑、保護者の印鑑
(5) 医療証(乳幼児医療費受給資格証)
(6) 預金通帳
(7) 服薬、衣類及び本人に必要な日用品
(8) 入院申込書、身元引受書兼診療費等支払保証書、入院経歴確認票又は退院証明書

 4. 入院費とそのお支払について
    日用品費を毎月7000円徴収(日用品費1万円を超えた分の負担) 
 



入所の手続き(18歳以上の方)
◎18歳以上の方は・・・
 1. 障害福祉サービス受給者証の申請
 2. 成年後見人の申し立て(20歳以上)
 3. 病院との契約、個別支援計画のご説明
 4. 入院時に必要な物
(1) 障害福祉サービス受給者証(療養介護医療受給者証)
(2) 身体障害者手帳・療育手帳
(3) 健康保険証
(4) 利用者の印鑑、保護者もしくは成年後見人の印鑑
(5) 医療証(重度心身障害者医療受給資格者証)
(6) 限度額適用認定証、標準負担額減額認定書(該当する方)
(7) 利用者名義の預金通帳
(8) 服薬、衣類及び本人に必要な日用品
(9) 入院申込書、身元引受書兼診療費等支払保証書、入院経歴確認票又は 退院証明書
(10) 成年後見人として選任されたことが分かる書類(20歳以上の方)
 5. 入院費とそのお支払について
日用品費を毎月7000円徴収(日用品費1万円を超えた分の負担)
 6. 医療助成制度について
障害福祉サービス受給者証に記載されている、「療養介護医療」で負担した金額(療養介護医療費)について
申請すれば払い戻しされます。
療養介護医療費の助成を受けることができるのは、以下のいずれかの項目に該当する方になります。
(1) 身体障害者手帳1級、または2級
(2) 療育手帳A1、A2
(3) 身体障害者手帳3級で療育手帳B2
この助成を受けるためには、「医療証」もしくは「重度心身障害者医療受給 資格者証」が必要です。
 7. 食事医療費の標準負担額減額認定証の申請(該当する方)
世帯が非課税世帯に該当し、入院日数が90日を超える場合、入院中の食事療養費の減額を受けることができます。
 8. その他


ボランティア募集について
 長期療養中の利用者様にとって、ボランティアの方々との交流はとても有意義で、大きな楽しみです。
 当院でのボランティア活動に興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。
〈内容〉
 散歩の支援、趣味の支援・行事支援・手品・楽器の演奏・歌・衣類の補修・エプロンの縫製・車椅子の手入れ等ご希望にそってボランティアの受け入れを考えさせていただきます。

〈ボランティア窓口〉
独立行政法人 国立病院機構 宮崎病院 0983-27-1036
ボランティア担当(内線736)