栄養管理室

概要
  栄養管理室では、「思いやりの心で満足される医療を目指します」の病院理念の下、管理栄養士3名・調理師3名・非常勤調理員3名、委託調理員で患者さん個々に合わせた栄養管理を行っています。
 当院は内科、整形外科、小児科を中心とした一般医療、政策医療である重症心身障がい児(者)の医療施設として、チーム医療による栄養管理計画・入院時栄養スクリーニング・栄養アセスメント・栄養療法を行い患者さんの栄養改善を図ると共に、きめ細やかな食事対応、行事食等季節感のある食材をとりいれた美味しい食事の提供に努めています。
  また、個人栄養食事指導や集団栄養食事指導(糖尿病教室)では、患者さんのQOL(Quality Of Life:生活の質)向上や、食生活改善につながるわかりやすい適切な指導を心がけ、より効果を上げるために医療スタッフ間の連携を図っています。
 
 
入院中のお食事について
1.食事の種類
 
〔一般治療食〕
常食・軟菜食


〔特別治療食〕
糖尿食・心臓食・脂質異常食・肝臓食・痛風食・腎臓食・高血圧食・貧血食・嚥下訓練食・濃厚流動食など
重症心身障がい児(者)食(形態調整食、脂質異常食・潰瘍食・貧血食などの治療食)
※患者さんの摂食・嚥下機能に応じて形態調整を行った食事を提供しています。
※アレルギー対応食を提供しています。


2.食事時間
  一般病棟 重症心身障がい児(者)病棟
朝食  8:00  7:00
昼食 12:00 11:40
夕食 18:00  17:00


3.行事食  
  食事を通して季節を感じていただけるよう、季節の食材を使用した行事食を下記のように、見た目も楽しんでいただけるような食事を手作りのカードとともに提供し、患者さんにも大変好評をいただいております。



梅の花御膳(2月)
春爛漫御膳(4月)
葉月御膳(8月)

食欲の秋御膳(10月) クリスマス(12月)


栄養食事指導
 管理栄養士が患者さんの病態に応じた食事療法をご提案します。何をどのくらい食べたらよいか、食べ方のコツや調理の工夫について、患者さんのライフスタイルに合わせた具体的な料理や献立をもとにお話します。ご家族を交えた指導も実施しています。
  ※主治医からの栄養食事指導の指示が必要です。




1.個人栄養食事指導
糖尿病・脂質異常症・心臓病・腎臓病・肝臓病・高血圧症など
日時 平日のみ
場所 外来患者さんは外来診察室・入院患者さんは各病棟
 
2.集団栄養食事指導(糖尿病教室)    
  日時 第1・2・3週の水曜日  13:30〜14:30    
  場所 外来内科待合室
※薬剤師・臨床検査技師・看護師と共に、毎月テーマを変えて実施しています。
※感染対策のため、現在行っておりません。
 
 
チーム医療での管理栄養士の役割
●各病棟カンファレンス
  患者さんに、適切な栄養管理を実践するために活動しています。


●摂食・嚥下機能促進機能チーム
  入院中の患者さんが、安全で快適な摂食が行えるよう食事形態
  管理を行い、摂食に対する意識向上や栄養状態の改善に努めています。


●褥瘡対策チーム
  褥瘡予防・褥瘡治癒促進のための栄養管理を実施しています。