院長挨拶

独 立 行 政 法 人
国 立 病 院 機 構
宮崎病院
みや お ゆう  じ
院 長 宮 尾 雄 治

「覚悟を持って地域医療を守る」

 本院の前身は昭和14年に開設された旧国立療養所に始まり、平成16年の国立病院の独立行政法人化に伴い、国立病院機構宮崎病院に改称し現在に至ります。現在はセーフティーネット系の重症心身障がい児(者)病棟120床と一般医療60床の合計運用病床180床にて診療をおこなっております。宮崎県には3つの国立病院機構病院がありますが、当院は国道10号線沿いの宮崎市と延岡市のほぼ中間に位置する川南町に有り、東は日向灘、西の尾鈴山、病院敷地隣には国の天然記念物のサギソウの自生する川南湿原があり、「日本のひなた宮崎県」のキャッチフレーズ通りの温暖で自然豊かな地域にて医療と療育の提供を行っております。
 診療内容として重症心身障がい児(者)医療に関しては、人工呼吸器管理にも対応する入院医療や療育活動の提供、ならびに在宅患者に対しての地域で生活を送りながら発達相談やリハビリテーションなどを総合的に援助する通所事業を行っております。一般医療に関しては整形外科において、手術加療、救急対応も含めた整形外科領域全般の医療提供を行い、内科におきましては循環器内科、糖尿病代謝内科、呼吸器内科等の担当医が専門的立場により、ご紹介患者様あるいは地域の皆様の診療を担っております。
 超高齢社会の到来により人口減少が進む中、今後の地域医療の在り方も問われる時代となっています。当院としてはこの児湯医療圏で地域を支える病院としての自負の元、地域の皆様から愛され、信頼される病院となり、継続した地域医療を提供するために、今後も近隣のクリニックや病院・施設様との連携を推進し、地域密着型の病院として質の高い医療を提供していきます。また自治体とも連携し、予防接種事業や各種健診事業、病気を防ぐための広報活動なども含め、予防医療にも積極的に取り組みたいと思っております。
 今後とも当院の理念でもある思いやりの心で満足していただけるような医療の提供に職員一同努めてまいりますのでどうぞ宜しくお願い致します。


令和7年12月
 
病院理念
思いやりの心で満足される医療をめざします

運営方針
1.良質で安全な医療の提供
2.政策医療の推進
3.医療連携の推進
4.健全経営
5.チーム医療の推進